Twins fashion their identity

Christine Sams writes.

会議のためLAにあるオフィスを出る前に、アシュレイ・オルセンは妹のメアリーケイトと二、三の細かな最終チェックを行った。双子は互いに静かに言葉を交わし、アシュレイがドアの外に歩いて行くとメアリーケイトは「OK、愛してる」と言った。

それはたわいのない二人だけの会話の中にあり、世界で最も有名な双子の、率直な愛情表現の瞬間であった。オルセンは共にダブルで役を演じ、愛らしい双子の魅力によってそれぞれ数千万ドルもの収入を叩きだした。そしてショウビズにおける唯一無二の存在となったのだ。

今日、双子はBig W Storesと共にmary-kateandashleyブランドのニューライン(Tween世代の女の子を対象としたクロージングライン)を発表するためシドニーにいる。Luna Parkで行われるファッションパレードに出席し、オーストラリアのファンに会うという計画だ。しかしこれは単なる一時的な訪問ではない。――少なくともオルセンが街に滞在する一週間は大きなサングラスが活躍しそうである。

「ああ、私とってもワクワクしてるの」アシュレイは話す。「というのも、オーストラリアに訪れた最後の二、三回は24時間旅行だったの。私たちは本当に時間を過ごすことができなかった。だからこの一週間、ここにいられることにとっても興奮しているのよ」

「私は姉と一緒に素敵な小旅行に来ることができてすっごく嬉しいわ」と話すのはメアリーケイト。「楽しくなりそうよ」

オルセン姉妹には愛する絆があるだけでなく、驚くべき名声の歴史によっても固く結ばれている。何千もの写真、数え切れないほどのテレビ出演、映画制作、タブロイド・ゴシップの浮き沈み、そして言うまでもなく、太陽のようなオーバーサイズファッションに対する情熱、共有――。
「私たちはただ大きいサングラスが好きなだけ」素っ気なくそう話すのはアシュレイ。「私たちの顔によく合うのよ」

しかしながらあなたが何者であれ、彼らを「お手本」とは呼ばないで欲しい。午後8時には、オルセンは他人からの期待に応えるプレッシャーから開放されることを強く望んでいる。彼らただ「自分」でありたいだけだ。

「私たちは自分のことを完璧だとは思わない」とアシュレイは話す。「あなたはあなた自身の人生を送らなければならないし、そのようなプレッシャーについて考える必要はないわ」

「私たちがもっと若い、14、5のときはもっと難しかったわ。高校に通っているときも、私たちはとても忙しかった。それでまわりの人たちはこう言うの。『お手本なんだから自分の行いに注意しなさい』ってね。大人になった今は、私たちは自分らしい人生を送っているわ」

摂食障害になり世界中で大見出しになったメアリーケイトは加えてこう言った。
「私たちがとても若かったから『お手本』なんていうレッテルを貼られたんだと思う。私と姉は自分たちのことを『お手本』だなんて考えなかった。――だってそれはすごく責任の重い話だと思う。私たちにできるベストなことは、自分で自分の世話をし、自分の人生を経験をし、世界の外側で私たちに影響を及ぼさせないことだわ」

オルセン姉妹について興味深いのは、アダルト市場は彼らからほとんど連絡をもらうことはないということ。もちろん彼らは有名人である。そして私たちは、目立つように書き立てられた彼らの日常のガールズファッションをタブロイド誌を通じて見るかもしれない。――あるいはおそらく、パリス・ヒルトンに恋人を奪われたメアリーケイトの記事を読むだろう。(近頃ハリウッドではほとんど通過儀礼のようになっているが)――しかしオルセン姉妹の話を聞いて、会話を聞いて、彼らはまったく例外的に大人の女性に成長していたのである。

双子は、超リッチで痩せた身体の集まりであるハリウッドのヤングセレブたちとしきりに一線を引きたがっているように見える。ヒルトンを含む、リンジー・ローハンや二コール・リッチーなどの一派としばしば付き合っているのにも関わらず、だ。

「私は実は言うと、自分がそういう集まりの一員だとは考えてないの。だけどたまには集まることもあるわ」とメアリーケイトは言う。「人気のグループであるかどうかは関係なく、こっちで誰かのゴシップを噂していたかと思えば、あっちでは誰かが嘘をついてる。私とアシュレイはそういうことと関係は持たないの。ただ聞いてるだけならおもしろいんだけど。私に関係ない限り、そのことについて聞いてもOKよ」

――メアリーケイトが話題の中心にいるとき(それらが彼女の身体的な健康や、恋愛の状態についてであるかどうかに関係なく)どのように感じ、傷つきますか?
「ええと、そうね。時と場合によるけれど」と彼女は言い、話は途切れた。

アシュレイは通りを歩くときパパラッチに追われるのは気に入らないが、それから逃れるためにぴったりの場所があると話す。
「私たちの立場から言うと、私たちの生活というのは他人のそれと比較してもかなり個人的なものだと私は思うわ。だって、全てがはっきりと明るみになって、たくさんのゴシップやくだらない話題に変わってしまうのよ。だけど私たちは報道陣に近づかないようにしてるの。他の人たちに対する(パパラッチの)押し付けがましさを見れば、当然よね。私は自分がどこに行く事ができて、どこに行くことができないか、きちんと分かっているからそんな状況には陥らないわ」

「要するに、魅力的に見えるような部分というのは実はそれほど魅力的ではないのよ。例えばあなたがお店に入ったとする。店の外には6人のパパラッチがいる。きっとあなたは写真を撮られないように顔を隠そうとするわ。それって魅力的なことじゃないでしょう?」

しかし、あらゆる露出の問題はオルセン姉妹に憧れる多くの若い女の子にとって非常に特異なものである。6歳から12歳の間の世代の多くの女の子にとって、メアリーケイトとアシュレイからの高負荷は――つまり認可された商品がすごい早さで次々と売り出されたとしても、彼らはすぐに飛びつくだろう。そして彼らは広範囲に渡り楽しむことができる。様々な年齢のときに製作したビデオムービー、主要作品「New York Minute」のコピー、本、ファッション、公式ウェブサイト(オルセン姉妹のお気に入り映画から好きな音楽まで全てのことについて定期的に更新している)など様々だ。

彼らの持つ資産の影響力というのは紛れもなく申し分のないものだ。Dualstarの価値は10億ドル、彼ら個人の資産価値も数千万ドルとも推定されている。しかしアシュレイはこう話す。
「私たちは決してそれについて話さないわ」そう話しながらも、自分の資産に対し極めて厳重な目を持っていることも認めた。

「私たちはかなりつましいビジネスウーマンだと言えるわ。それは企業をより良く運営するため。私たちは常に本当に良いアドバイザーを抱えてきたしね。私はこれから何もやり遂げないまま数年で終わりを迎えたくはないと思ってるわ」

大人として共同経営者と共に運営していくという決意にも関わらず、オルセン姉妹は今、個人として世間に受け入れて欲しいと切望している。それはおそらく皮肉な夢だろう。双子というブランドは生後9ヶ月から市場に出され、前へ前へと進んできたのだ。

それは二人にとってずっと失われることのない皮肉な事実だ。メアリーケイトはしばしば双子間の異なる部分について聞かれるという。彼女は話す。
「私はそういう質問に答えるのが嫌い。『どっちが大人しくて、どっちが社交的?』とかね。なんて月並みな質問なんだろうって感じるわ。だけど大人になって、あらゆるビデオや映画を製作してきて、思うわ。一つはスポーティな双子、一つはのんびりした双子、一つは神経質な双子。私はそういうものをある程度向こう側に置いてきたと思ってるの」

「大人になるにつれて、人々は私たちの本当の姿を見てくれるはずよ。そうなれば私たちがどれだけ違うのか、かなりはっきりと伝わるわ」

アシュレイは、双子が成長していく中で(特に世間から注目される部分で)個人として最も過酷なところを見てもらえなかったと話す。「今は別々の人格としてある程度見てもらえるようになったけれど」とアシュレイは続けて話す。「それは人々がメアリーケイトなのかアシュレイなのか間違えるという話ではなくてね。今は私たちが人間としてのアイデンティティをある程度持っているということだと思うの」

今年以降発表されている別々のファッションラインを構築していることも含めて、個人として活動していると彼女は言う。

「私はこれまで多くの経験をしてきたけれど、今まさに新しい人生の節目に立っていると感じているわ。私も私の妹も若いうちに沢山のことを成し遂げてきた。だけど、本当に上手く説明できないけれど……。私の人生は始まったばかりだって感じているの」

Source: The Sun-Herald

この記事はsmh.com.auより引用、管理人Bonが翻訳しました。Feb. 2006.

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