style.comに掲載されたマーシャル・ハイマンによるW magazineメアリーケイト・オルセンの単独インタビューに迫ります。完全なストーリーは近日発売の雑誌に掲載されるとのこと。長文なので二度に分けますね。あと乏しい英語力で訳しているので、英語に強い方は原文読まれたほうがよいと思われます。
ルーズヘアに大きなサングラス、ほつれてヨレヨレになったメアリーケイト・オルセンのワードローブはジョン・ガリアーノから小さな少女たちまで多くの人々に影響を与えた。しかし最近、彼女は“かかとまであるレギンスを穿くかどうか”などということよりも、もっと深刻な悩みを抱えていた。10億ドルの会社Dualstarにおける責任、いつも彼女にこっそり付きまとうパパラッチ、タブロイド紙の存在は心痛のもとだった。現在、彼女は――少なくとも大学前期の時点で――大学とアシュレイのもとを離れ、LAで新しい生活を始めている。彼女の目標とは何か?健康になって、まずは彼女自身のことを最優先し、気分転換に「女優」という仕事にただ専念することである。フルハウスで子役スターになったメアリーケイト・オルセンはNYのSOHOにある自室でダイエット・コークをちびちびと飲みながら、たくさんのバレンシアガのエディターズバッグを弄んでいる。ぶら下がった革のラリアットや特徴的に編み込まれた持ち手、ブロンズ製のバックルがついたそのバッグは、大きなサングラスや膝のすれすれまである古着のセーターと同じくらい彼女のホームレスファッションには必要不可欠な要素だ。今日、彼女が持ってきたのはミントグリーンのものだったが、とても薄汚れていた。染みや落書き、チューインガムのカスさえ付着したそのバッグはほとんど灰色になっているように見えた。
「私の人生を表しているわね」
お粗末な状態になった彼女愛用のアクセサリーについて尋ねられると、オルセンはため息混じりにそう答えた。より詳しい説明を迫られるこの19歳は、ものを古くなるまで着つぶす傾向にあるというより「単におおざっぱなだけ」と言ったほうが早い。しかしオルセンには何か他の事実があるのかもしれない。くたびれたバッグというのは現在の彼女の状態を現すにふさわしい比喩である。それは度々模倣される唯一のシンボルであり、過去一年半以上に渡る衝突と中傷の公明正大な役割として扱われた。2004年5月に公開されたNew York Minuteでは大きなスクリーンの中を軽快に飛び跳ね、姉アシュレイの相手役を演じたメアリーケイト。しかし、BOX OFFICEでの映画の人気は尻すぼみ状態であった。その翌月、彼女は摂食障害のため6週間治療施設に滞在した。そして6月に18歳の誕生日を迎えたメアリーケイトはアシュレイ(この記事に関するコメントは辞退している)とともにDualstar Entertainment Groupの社長に就任した。この10億ドルのマルチメディア会社はMary-Kate and Ashleyの本や人形、家具、ラグ、衣類、化粧品と同様に映画とビデオの生産も監督している。
嵐のような夏が過ぎ、オルセンは大学が始まるまでしばらくの間、典型的な通過儀礼を楽しんでいるように見えた。しかし8月にオルセンがNYUのギャラティン校の正式な学生となると、彼女はアパートの出入りや、Butterでの夜遊び、彼女が定期的に行くNYのユニオンスクエアにあるスターバックスなどで激しいメディア報道によって狙われるようになった。それからマンハッタンでの生活も2年目を迎え、落ち着きを見せていた頃。付き合って5ヶ月になるメアリーケイトのボーイフレンドで、ギリシャの造船王子息スタヴロス・ニアルコス三世とパリス・ヒルトンのデートが始まった。どうやら、彼女の堪忍袋の緒は切れてしまったようだ。10月、オルセンは彼女の友達が彼女に電話をするかのごとく、NYUに休学の許可を得て芝居のキャリアを積むべくLAに帰ったのである。
「本当にてんてこ舞いな状態だったの。私は都会の風を感じ始めていたわ。」とオルセンは言う。「私がここにいた時、私の世界は本当にちっぽけだった。」NYを離れたくなるような何か決定的な出来事があったのかと尋ねると、彼女は肩をすくめてこう言った。「誰でも推測できると思うわ。」
オルセンの親友ヘイデン・スレイターによると、ヒルトンとの出来事は一連の動きに対する良いきっかけになったという。「彼女は本当に傷ついている。僕がそれに気付いたかって?いや、まったく。」と彼は言う。NYUの先輩であるスレイターはオルセンの元彼であるデビッド・カッツェンヴァーグを通して知り合い、この秋に演劇のクラスを一緒に受けていた。「彼女はひたすら秘密主義を保ち続けていて、ただ隠しているように見えた。それは本当に辛いと思う。最近のふるまいは特にね。彼女にはNYを離れることが必要だったんだ。」
オルセンは二アルコスにヒルトンを知らず知らずのうちに紹介してしまったことは認めるが、ヒルトンについて話すのは気が進まないという。「パリスと私にはいつもお互いについて話す楽しいことがあっただけよ。」「あなた方は私たちがこれ以上話すことはないと言えるでしょう。」過去のボーイフレンドについてオルセンはこう漏らす。「彼が恋しい。私は彼を愛しているの。私は彼ともう話さないわ。それはつらくて、心が痛む出来事よ。私はこれまでの人生の中で、ほとんどの間誰かと一緒にいたわ。だから余計に苦しかった。」
メアリーケイトとパリスの確執の根源である男性が二十歳のギリシャのプレイボーイであると考えるのは極めて遺憾である。――タブロイドによると、最近バーガーキングの外で彼がホームレスに100ドルを支払いソーダを買ったという――オルセンはその噂についてこう話す。「それについてコメントするつもりはないわ。それはうんざりするほど恐ろしい話だし、私ができるのはそれが真実じゃないと信じることだけ。私はその人物を知らないわ。ところで話題を変えることはできないかしら。」
我々が会った日、オルセンは傷心しているのに拘らず他の誰かに対して驚くほど活発であるように見えた。彼女はLAのお気に入りの店、Maxfieldで買ったユニークなコートを着ていた。「私は驚くようなすごいジャケットを集めるのが好きなの。」オルセンはこう説明する。「何故かって、もしあなたが下にパジャマを着ていて、みんなが『ワオ!素敵なジャケットね』と言ったら私はこう言うの。『下に着ている服を見て!!』てね。」
今日彼女が下に身につけていたのは、ドリス・ヴァン・ノッテンの花模様のミニドレス。かろうじて彼女の太ももに達する短さだ。それは11月にしてはむしろ不十分な選択である。彼女はよろよろと歩くミニーマウスのようなメアリージェーン ――控えめなぺちゃんこ靴からの路線変更である――と一緒にアンサンブルで仕上げていた。オルセンは「今は自分の足を見せたい気分なの。」と言って足を持ち上げた。「私は今日、ちょっとだけセクシーだなって思うわ」
オルセンはほとんどシャレのようにこの感情を表現するが、それは取るに足らないことではない。摂食障害で治療受けた人間が、自分のことをセクシーであると感じるのはとても良い傾向である。加えて、その言葉をオルセンから聞くために、彼女がLAに帰ったことは彼女の健康と自尊心を改善させた。
「今、私は朝外を歩くことができて、一杯のコーヒーを飲んで、まさかと思うかもしれないけど呼吸することができる。ただ、時々休む必要があるの。分かる?」とオルセンは言う。彼女との会話は、彼女くらいの年齢の多くの少女たちが話すのと同じように"like"、"kind of"、"you know"という単語が使われる。また彼女の平叙文はしばしば質問として言い表される。(彼女のスタイルのインスパイアについて尋ねたとき、彼女はある部分でこう答えた。「私、実はあまり多くのファッション雑誌は読まないのよ?」)
第一部終わり。